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日記 definitive

2026.09.23

2026.06.30(TUE)

●Stereolab(UK)『Instant Holograms On Material Film』(2025)

●バイト先でご飯に連れてってもらった。うちは飲み会があんまりないという話から、特にコロナ以降ほとんどなくなったと言っていた。結構、これは(特に小さい会社は)どこも一緒なんじゃないかと思う。あと、お店の営業時間とかもコロナで短縮して今もそのまま、というところは結構ある。

私は正直飲み会が好きなので、職場とかで飲み会がないのは少し寂しいけど、コロナでたまたまとはいえ飲みニケーション的なものが一回リセット?されたのはよかったのかもしれない。職場のような権力関係が出やすいところで飲み会に行きたくないというはかなり正当な主張だ。批評家の宇野常寛が何かの本で「僕は飲み会が大嫌い」と確か言っていて、「いいね」と思った。主流のものが好きではないことが言いにくい、というのは趣味の問題を通り越して、マジョリティ/マイノリティの話にもつながっている。私なら、テレビもスポーツもあんまり好きじゃないけど、そういうことを口に出すことは、趣味の表明を超えて、目の前の相手自身を無闇に挑発したり悪く言ったりするように「なぜか」思ってしまうという謎の抑圧を感じる。

典型的な旧世代的な価値観を持った人なら(これは仮想であって実際にはいない、と言いたいけど、いるんだろうなあ)、「飲みニケーションがなくなったら職場が仕事をするだけの冷たい場所になってしまう」「飲み会を通して私的な交流もすることで仕事上のコミュニケーションもよくなる」みたいな意見を考えると思う。これはいかにも「おじさん」的だけど、論理としてはそんなに間違っていないと思う。でも、職場は仕事だけして早く帰りたりと思う人は絶対尊重しないといけない。そして、じゃあ飲み会を全員で行かなくいてもいいし、断りやすい環境になっているとしても、やっぱり「いつも飲み会にこない人」と思われるのはあまりいい気持ちはしないだろう。だから、行きたい人だけ行けばいい、というそんなに単純な話でもないと思う。

で、今言ったこういうことはいくらでもワイドショーとかで言われてると思うけど、私が思うのは飲み会しか選択肢が見えていないということだ。私も正直、別の角度から「おじさん」と意見は近くて、「みんな(基本的には)やりたくない仕事をしにきてるんだから、できるだけ仲良く楽しい方がいい」という考えが強くある。でも、それは飲み会じゃなくても確かにいいと思う。例えば、フィンランドは仕事の時間に被雇用者にコーヒー休憩を取らせないといけない法律が確かあったと思うけど、彼らはプライベートの時間は大事にするから職場の飲み会をしない。この例だけで十分相対化できるけど、要は、お酒を飲んで・多くの場合は大人数で・勤務時間外に行う飲み会というのがかなり限られた選択だと思う。

現実的でないとしても、例えば普通の休憩と別で、給料の発生する時間にコーヒーを同僚と飲む時間とかが確保されたりすれば、職場の関係を良くするという目的は飲み会なしである程度達成されると思う。けど、それでも一人で過ごしたい人はやはり尊重されないといけない。

Profile
滝鷹介 Taki Yosuke

1997年神奈川県生まれ。小説家。POLY LIFE STUDIOを主宰する。

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(ほぼ)毎日更新。各回のサムネと1行目は、サブスクで新しいアルバムを聴くのは1日1枚までという自分ルールのもとでその日に選ばれたアルバム。

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