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日記 definitive

2026.09.23

2026.08.01(SAT)

●Renata Louisa(Belgium)『Mother(Deluxe)』(2025)

●Spectatorの自然保護の号を読んでいたら、テキサス大学で学内の木の伐採を阻止するために数十人の学生が木の枝によじ登り、26人が逮捕された、というのが載っていてすごく良かった、少し泣きそうになった。左とかリベラルとかアナーキズムとかの前に、私はこういう思わず身体が動いてしまうというような倫理的行動強く魅かれる。

●地震のニュースで「行政の方には大変だと思うが〇〇してほしい」みたいな言い方があって、その人はとてもいい人そうな方だったけど、このような言い方は最近多い。

特に最近見かけて違和感があるのは、デモの参加者が「警察の方々も(私たち)と同じひとりの人間だから」とかもっと単純に「警察の方々も暑い中おつかれさまです!」みたいなツイートがあったりする。前者についていえば、この後に続くのは労いだったりするわけだが、言葉じたいは間違っていない。が、仮にもデモを行なっているのに、あまりに権力への警戒感が無いというか脇が甘すぎると思う。

「マナー良く」デモに集まり、きれいな列に収まり、歩行者の方に「迷惑」をかけず、声を出したり明かりを照らしたりして、時間が終われば各自大人しく家に帰る。(今やこのようなデモ像だから、「列を整備し秩序を与える」警察とデモ参加者の利害が完全に一致している。)帰った後は、デモ参加者の集計が発表され、集まった「人数」=デモの実績のようにSNSで喧伝する。
最近のデモはペンライトを持つのが主流である。SNSの意見では、(特に仕事終わりで参加できる時間や、夏の暑さを避けた時間帯として)夜に行うデモにおいて人が多く集まっていることが視覚的に明示しやすいと。

デモはデモ中に何かが起こるものではなくて、事後的にパフォーマティブに処理される何かに変わってしまった。

●『ひらやすみ』のアニメ化は知っていたが、instaでビジュアル?が回ってきた。(ひろ兄がなみすけと一緒にいた。)好きな漫画すぎて、実写化の時よりもなぜか緊張する。(ひろ兄のビジュアルは非常にかわいい。)

これだ。(本当に29歳か?こいつ。)

https://hirayasumi-anime.jp/suginami

●ミニオンズの映画のCMをやっていて監督名が出てこないのがすごいと思った。

●お金に本質的価値がないのは確かだが、逆に全然異なるモノやサービスや体験がお金を基準に等質であるかのように並ぶのはなんかすごい。

(ルー・リードの影響で)太極拳をやりたくなって調べたら、市の体育館の教室で毎週週一で全10回の講座が4,000円であって、電話したらもういっぱいで(ほぼキャンセルは考えられないと言われながら)キャンセル待ちになって悔しい。
それで同じ4,000円なら、少なくとも下手な演劇を一回見るよりも2ヶ月ちょい太極拳を毎週やった方が何かだよなあと思った。

●ふと気づいた。私は『ひらやすみ』が最も好きな漫画のベスト3には確実に入るくらい好きだと普段から言っている。それは、自分が主人公のひろ兄とほぼ同じ歳のフリーターであるということも強く影響している。(ひろ兄は作中で29→30になる、私は読み始め27くらいで今29→30になる。)でもなんとなく今までは、例えば学生時代に少年漫画を読んで、このキャラは同じ学年だなと思ってても、でもいつか連載中に私が先に学年が上がったりして同じ学年じゃなくなったりするのと、それは同じことだと思っていた。つまり、今「たまたま」同い年(くらい)なだけだ、と。

でも、『ひらやすみ』がなんとなくもう少しで終わりそうな雰囲気があるのを考えると、私がまさに30歳であるタイミング(=ひろ兄と同い年)で漫画が完結する可能性がある。何というかこうなると、私の中で感覚がかなり違う。大げさっぽい言い方をすると、この場合、今だけでなく、この先時間が経ってから振り返ったとしても、29-30の時期の私と29-30のひろ兄(というか『ひらやすみ』の世界)が完全に同期して不可分な記憶になっていくと思う。「29-30のときに『ひらやすみ』を読んでいたなあ」ではなくて「29-30のときは『ひらやすみ』だったなあ」となるのではないか、と。

今、少し比喩っぽくロマンチックっぽく言ったようだが結構本気だ。相対的な時間と絶対的な時間、localとglobalの時間、暦的時間と個の生としての時間(の同期)、なんかその辺の話だと思う。

Profile
滝鷹介 Taki Yosuke

1997年神奈川県生まれ。小説家。POLY LIFE STUDIOを主宰する。

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日記 definitive

(ほぼ)毎日更新。各回のサムネと1行目は、サブスクで新しいアルバムを聴くのは1日1枚までという自分ルールのもとでその日に選ばれたアルバム。

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