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日記 definitive

2026.09.23

2026.08.08(SAT)

●PENGUIN VILLA(Thailand)『‎ออกไปข้างนอก』(2017)

●Wワーク的なバイトの実質初出勤で行く前から緊張する。私はこれにすごく弱く、前日からとてもナーバスになってしまう。(だから、転移させたり、単純に機嫌が悪くなってしまったりするので、そういう日は恋人との予定は入れないようにしたりしている。)こういうことを考えても仕方ないが、他の人は同じ状況でどんな感じなのだろうか、と思う。

でも、行ったらなんとかなる。(いつもそう。)

●近いうちやろうと思っている日記に関するイベントのために『日記が続かない人の日記集』を読んでいたのが読み終わった。

この本は全く悪くないのだが、私は、もともと小説など他の表現で観たり読んだりしている人以外の(つまり知らない人の)日記に全く関心がない。一方で、いぬのせなか座の山本さんと鈴木一平さんの日記論などを通して、やっぱりそこに小説と全く地続きの表現についての大事なこと・考えるべきことがあるとも思う。(もちろん、その前にコロナ禍以降の日記本ブームという現象?もある。)だから、自分でも苦手だが考えてみたい日記という表現を考えるためにイベントをやりたい。それで資料というわけでもないが日記系の本を読まねばと思って読んだ。

とはいえ、そんなに色んな選択肢の中から選んだというよりは、私がよく行く本屋にあるいくつかの日記に関する本のうち、お友だちの野本さんが載っているので知っているこの本を買うことにしたくらいなのだが、これを読んどいてよかった。最初は「日記が続かない人」のという標本の選び方に気を取られていたが、読んでる途中から遅れてそもそも「いろんな人の日記がたくさん載ってるコンピレーション」という本が珍しいなと思ったし、いろんな日記がたくさん読めることでなんとなく人が日記を書くときの指向性?みたいのが見えてきた感じがある。色々と改めて日記について考えることができた。実例としても豊富なので、今度のイベントの課題本?にすることになりそう。

●バイトが終わって元気があったら行こうと思ってて、元気はなかったけど、外出したついでに他の用事も済ませるとトータルの電車賃が安くもなるので、そのまま早稲田松竹で『ブンミおじさんの森』を観た。

今さら早稲田松竹に初めて行った。早稲田松竹のファサードの写真の印象はあって、それが低い建物だったから、なぜか早稲田松竹の通りは落ち着いた通りだと勝手にイメージしていたら、普通にめちゃくちゃゴミゴミした大通りで、近づくまで本当にここに現れるのか?と思った。現金で当日券しかないというのは知っていたので、先にチケットを買って50分くらい近くのドトールで休憩した。その途中で、あまりに暑く持ってた水も減っていたので薬局でイオンウォーターの1Lを買って一口飲んだら、半分くらい減った。ドトールは、これが早稲田松竹の開演まで待つためのあのドトールか!と勝手に思っていた。1階はそれなりに席が埋まっていて、2階を見てみたら思いの外広くてびっくりした。しかも、ずっとドトールは席の間が狭くて天井も低いという負のイメージが強くあったのだが、そこはすごく広かった。

映画はすごかった。元はと言えば、偽日記の古谷さんの、いぬのせなか座とDr. Holiday Laboratoryの共催?でやっていた連続講義のときにアピチャッポンを取り上げられてからずっと気になっていたが、確かずっと配信もなかった。この前高円寺のあわいものやに行った時に、菊池さんが映画のことを暑く語っていて、早稲田松竹にしょっちゅう行くと言っていて(instaでも行ってるのをよく見かける)、早稲田松竹のHPを調べてみていたら『ブンミおじさん』があったので観ようと思った。

それで映画はすごかったけど、今はあまり文章にしてしまうのは早い気がするので、こういう時のいつも通り表層的なところだけ言う。最後のオルタナロックが流れるところはオルタナを映画で使う上で最もいい使い方だと思った。単純なカタルシスでは全然なく、むしろ今までの映画と違和がありすぎる。アピチャッポンの画面はとにかく暗い。最後の最後の飲食店にいる叔母からホテルのベッドに座ってテレビをみている叔母に切り返しが起こるところで、映画における切り返しのすごさみたいのがわかった。というより、いろんな映画の中でも特にすごいのではないか。

あとは今後ゆっくり考える。

●映画を観たあとは一駅分歩いたりして、映画のことを考えたり考えなかったりしながら歩くのがいつもなのだが、今回は少し歩き出してあまりに蒸し暑く疲れてもいたのでやめた。夏は映画を観るのに(それ以外にも)向いてないと思った。

Profile
滝鷹介 Taki Yosuke

1997年神奈川県生まれ。小説家。POLY LIFE STUDIOを主宰する。

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記事紹介
日記 definitive

(ほぼ)毎日更新。各回のサムネと1行目は、サブスクで新しいアルバムを聴くのは1日1枚までという自分ルールのもとでその日に選ばれたアルバム。

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