2026.10.21(WED)
●The Avalanches(Australia)『No Bad Memories』(2026)
●ブラタモリで十勝をやっていた。十勝の開拓者は豆を育てていたが(ここの経緯は前回を見ていないから知らない)、豆は冷害に弱く年単位で収穫量=収入が大きく変動してしまう。またそもそも北海道の土のほとんどは黒ボク土と呼ばれる植物の成長に欠かせないリン酸を吸着する=植物に渡さないという扱いづらい性質がある。寒さに強い作物としててん菜(ビート)が栽培された、てん菜は砂糖の原料になる。てん菜から砂糖になる成分を搾りとったあとのビートパルプと呼ばれる繊維質は牛のよいエサとなり、乳牛の飼育も行われた。乳牛の糞尿による堆肥は黒ボク土の土壌の質を向上させる。
私はこういう循環や森林の(人間の寿命よりももっと長い)発展の段階を知るのが好きだ。ちなみにこの話には続きがあり、とはいえてん菜という安定はするが利益の少ない作物を育てるのは庶民には大変で、結局、ギャンブル的でも豆を栽培した。豆はしっかり育てば大金になる。(番組では十勝に伝わる民謡として「日本一豆の国」の十勝に「カネガフル」という歌詞の民謡が歌われていた。)同じ作物を同じ作地で作りすぎると土の栄養が偏り病気も増える。今はてん菜・豆・ジャガイモ・小麦という4種類の作物を輪作していくやり方が一般的で、十勝平野に広がる緑の深さが異なる作地がパッチワークのように広がるのが十勝の風景の固有性だ、と。
●こういう話のとき、アイヌの話は全く無視される。アイヌの歴史をちゃんと勉強したい。