2026.07.18(SAT)
●Damian Dalla Torre(Germany)「People Pleaser」(2026)
●家までついていって、のやつで出てきた小樽に住むおじいちゃん(に見える人)が趣味でエレクトーンで作曲を1700曲以上していると言っていた。子宮がんで先に亡くなった妻のためにも(生前も合わせて)800曲作ったと言っていた。その人は妻の月命日の25日にしか飲みに行かない。いつも行く飲み屋はそれを知っていて毎回小さい盃を一つ出してくれるそうだ。
●将棋の中継を見たら、話には聞いていたがAIの予想手(候補3つ)が常に画面に出ていた。解説の人もAIの予想手に対して、「この手はなかなか気づきにくいですね」とAIがとりあえずは解答であるかのように話していた。
●棋譜というものは当然試合を記録するためにあるはずで、将棋を好きな人が今もやるのかわからないけど、一人で盤上で棋譜を追ってみたりすることができる。駒の動きだけでいうと「デジタル」だから、どんな試合でも棋譜さえ残っていれば完全に再現できるわけで、これは将棋が好きだったらとても面白いだろうなと思う。小説の書き写しとかなり近いと思う。(その一手/一文に至った思考(プロセス)はわからないけど、結果は「この手」で再現できる。そして、その思考(プロセス)も遡行する形でいくらか感じとることができる。)とすると、結構勉強にもなるだろうなとも思う。
ちょっと違う面でいうと、そもそも何かを目の前で「再現」(=上演)できるということ自体に固有の面白さがあると思う。やってみれば誰にでもできる簡単なことであっても、実際に再現することで立ち上がるものがある。お笑い芸人のような話が面白い人は、体験したことを話したりするときによく話の中で他の人の喋り方や動きを(役に入って)再現したりする。他にも、いわゆるミニコントと言われるような、特定の誰かじゃなくてある役や立ち位置を演じてシミュレーション?することの面白さもある。(ここで想定しているのは、昔のアメトーークで秋山や友近、中川家とかがやっていたようなこと。)
ここまでいくと、ある「オリジナル」をなぞる再現ではなくて、そもそも「フィクション」
を立ち上げるということだが、そこにシミュレーションということの固有の面白さがあると思う。