2026.08.15(SAT)
●Taylor Deupree(US)『May』(2008)
●いよいよHPのためにサーバーを契約しようとする。が、ドメインの取得だけできて、サーバーの契約にエラーが出る。勢いでやっちゃいたかったが勢いが削がれ、我慢して問い合わせを送って返事を待つことにする。と思ったが数時間後に(しかも23時台!)すぐ返信が来て対応してくれた。とてもありがたいが、働いてる人寝させてあげてくれ。
●契約するサーバーのサイトのQ&Aを見ていたら、「アダルトサイトの契約はできますか?」という質問があって、アダルトサイトはこのサーバーは不可だけど弊社のアダルトサイト用サーバーがあるので、と誘導があった。そのサーバーのサイト自体は当たり前?なのだが全くアダルト要素はなく普通に整った「クリーン」なサイトで面白かった。↓
https://www.colorfulbox.jp/adult
●ポストクラシカルという分野は好きでありつつ、手放しで褒められるような感じでもない。ある種のポストクラシカルは(私がさらに好きな)アンビエントとして扱うかは微妙なところで、一般レベルでは普通にアンビエントに内包されるようなジャンルとされるかもしれないけど、私はそこは微妙なとこだと思う。その前にポストクラシカルはあんまり定義がちゃんとされてない。文字通り、古典的なクラシック音楽の延長(大体はクラシックを「ソフト」にした内容)を指すこともある一方で、最近の用法としては(特にフェルト)ピアノがメインのアトモスフェリックな音楽として使われているように思う。そして、いま想定してるのも後者。(だから、ジャンルの命名者でもあるMax RichterやJóhann Jóhannssonのようなのとはちょっとずれてきている。)
それで、なぜ手放しで褒めにくいと感じてしまうのは、後者の意味でのポストクラシカルは、端的に今や「音楽的に新しい」わけではないし、むしろジャンル的に枠が強すぎて今はそれぞれの小さな差異・バリエーションを楽しむ音楽であるように思われること、そしていわゆるアンビエントよりもさらに「機能的」にBGMとして、心のケアとして、それが聞かれるような現状が強いように思う。(「用途」があれば音楽史的?な発展という店での評価・検討は傍に置かれる。)要はアンビエントとミューザックとの」緊張関係みたいのをアンビエントとポストクラシカルにも私が勝手に感じている。なぜミューザックはダメなのか?嫌われるのか?についてはすぐ答えるのは難しい。私も今後考える。
遅いが、ここでいう、アトモスフェリックなピアノ曲としてのポストクラシカルを「狭義のポストクラシカル」と定義しておく。
(あ、そうだ。この辺の狭義のポストクラシカルは韓国で今非常に人気がある。日本も含めそのブームにはおそらく、youtubeのthermosentoというチャンネルなどの影響が大きと思う。 https://www.youtube.com/@thermosento )
で、しかし少なくとも狭義のポストクラシカルが批判的に言及されることは少ない、と思う。少なくともほとんど言葉の成立としてほとんど同じコンテンポラリージャズが、「ペラペラ」とか「軽い」とか言われがちなのに比較すれば、ポストクラシカルはかなり肯定的にジャンル名として用いられている。で、それは一つには、狭義のポストクラシカル的な穏やかな音楽が、コロナ禍(における鬱)と昨今のケア論?の普及によって、自己をケアする(結果として機能的な)音楽として暗に正当性が与えられ続けているからではないかと思う。
まさにコロナ禍が始まった2020年に発表されたharuka nakamuraの『Still Life』は、2021年にアップロードされたyoutubeのフルバージョンの音源がバイラルになっている。この動画のコメント欄は象徴的だ。直接の引用はしないが、亡くなった父との思い出、パニック発作の際に聴くということ、アルバムを聴いていた時の恋仲との思い出、など心象的?な内容がほとんどを占める。(が、少しこれはミスリードでそもそも普通のヒット曲などのコメント欄でも必ずしも「音」に言及しているわけではない。)(一応言っておくが、私はharuka nakamuraも『still life』も好きだ。ZINEの特集タイトルで引用しているくらいだし。)
●で、ある意味ここまでは前段で、私は狭義のポストクラシカルに分類されがちな、The Vernon Springの去年出したアルバム『Under a Familiar Sun』を今年になって初めて聴いて、私の中の今年のベストに入るくらい気に入っている。で、The Vernon Springについて考える上で、彼は、彼がポストクラシカルに分類されるとしても、明らかに音楽的にも新しいものを持ち込んでいると思う。特にyoutubeに上がっているlive映像で、アコースティックのピアノにMIDIコントローラーを乗せてサンプリング音源を鳴らしながら演奏するなどのやり方は初めてみた。↓(動画の最初にお香をつけるのは、いかにもコロナ禍的で、見る人によっては「臭い」と思うかもしれないが笑)
これも一応言っておくが、必ずしも音楽が「発展」して「新しく」なっていけばいいという、単純な進歩主義?的な考えとは少し違う。