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日記 definitive

2026.09.23

2026.08.17(MON)

●LUCA, There is a fox『A Song From Distant Lands』(2026)

●昨日の日記で書いた。グラスゴーでの抗議。人々が警官に対して繰り返し言っていた言葉が「恥を知れ!」だった。(少し調べた感じだと、英語圏の抗議活動などでよく使われるフレーズであるらしい。)あんまり日本語ではフィクションのセリフ以外では言わない言葉だけど、侮辱ではないが単に去勢された言葉でもないし、「正義」ではなく善に訴えかけるとても良い抗議のフレーズだと思った。(とはいえ私は公権力などの不当な暴力などを前にしたときにも「きれいな言葉」を使うべきだとかは全く思わないが。)

●これも昨日書いたように抗議のときに市民はバス停を「即席で」拠点のように使った。デモやラディカルな民衆運動には、この類の(ある意味キャンプなどに通じる)場をオルタナティブに用途を組み替えるような面がある。ウォール街のオキュパイ運動などにそういう面は顕著だ。

以前、アメリカで大学構内の樹木の伐採に木に登りしがみついて抗議した学生のことを書いたことがあるが、このグラスゴーの件でもやはり(時間稼ぎのために)バンの下に潜り込んだ男性がいた。石川忠司は倫理は何らかの道徳的な規則ではなくまず身体が勝手に動いてしまうことだと言った。バンの下に潜り込むという行為は不合理だ。そして秩序や公権力は不合理を対処することはできない!

●最近始まった新しいバイトの上司の名字を度々忘れてしまう。その名字は私が前に働いていた飲食店で近くに本社のあった大企業の名前と読みが一緒だった。だから、最初に名前を知ったときには私はその会社名と一緒ということで覚えようと思っていた。でも覚えられない。その名前が一緒の会社の社員らは昼休憩の時間によく来店した。当然全員ではないが、大企業の社員は皆こうなのか!と驚くほど横暴な(という言葉が強すぎるなら、自身が社会的地位が高いと信じて疑わない様子が現れているような)態度の人が度々いた。私はだから元々大企業は嫌いだがその会社の印象が最悪だ。だから精神分析の錯誤行為としての語の忘却によって名字が思い出せないのだ、と最近気づいた。

Profile
滝鷹介 Taki Yosuke

1997年神奈川県生まれ。小説家。POLY LIFE STUDIOを主宰する。

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日記 definitive

(ほぼ)毎日更新。各回のサムネと1行目は、サブスクで新しいアルバムを聴くのは1日1枚までという自分ルールのもとでその日に選ばれたアルバム。

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