2026.09.29(TUE)
●FKJ(France)『Tyber』(2026)
●大学通りという通りがあるのは、よほどの都会にあるか、その街が栄えるなり戦後に街を作り直すなりした時からあるような歴史のある大学の近くのはずで、私のいた大学には大学通りのような名前の通りはなくて、だから学生たちの笑い声が聞こえるのは大学構内か大学の最寄りの駅の近くの居酒屋の中だった。タイムスカーシェアは学生の月額が無くて、夜の二十時から朝方までナイトパックとかいって格安で車が借りれて、お酒は飲めなくて音楽が聞けた。会員登録するときには一度だけ本人確認のため渋谷の道玄坂の途中の雑居ビルの上の方の階の事務所みたいなところに言って確か免許証を見せてすぐ終わって、道玄坂を降りて駅に戻っていくときにアジア系の外国人の人が警察の人に声をかけられていて、彼女は日本語を話していて、警察は見た目を外国人として声をかけたのだとしたら。渋谷は今ほど外国人の人は多くなかった。渋谷で一番安くて一番入れる居酒屋はスーパーで買うより安いくらいの値段でコロナが飲めて、席の上に置いた荷物と上着は煙草で燻されていくらか煙草だった。友だち二人とお台場のゆりかもめの駅の近くの建て物の駐車場に車を停めて、ダイバーシティの外のガンダムを見たりして、zeppの方の大きい階段から駅の方に戻ってきて、雨が降ってきて駅前はずっと小さい屋根が続いているところを通って、その頃には雨は結構強くなっていて、駅の入り口も通り過ぎて、ファミマにいく前で屋根は途切れて、そこから三人でダッシュしてコンビニに入って、飲み物を買って反対側の出口から外に出ると雨はどこかへ行ってみたこともない夜の闇に。
●フィッシュマンズが来年ライブをやるらしい。フィッシュマンズの最近を知らない人は、トリビュートとかかと思うかもしれないが、フィッシュマンズは佐藤伸治が死んだ後も活動している。柏原譲と茂木欣一がメインで昔のサポートメンバーとか他のアーティストとかを呼んでやっている。茂木欣一は佐藤伸治の代わりに歌ってもいる。スカパラとしての彼はタレントっぽいというかそういう感じのキャラだが、フィッシュマンズをやっている時はフィッシュマンズになっている。普通のイメージだと佐藤伸治というメインのメンバーが亡くなって佐藤を継いでやっているという印象かもしれないが、ドキュメンタリー映画を見たりする限り彼らは佐藤伸治ではなくバンドを継いでいる。(プロジェクトというのが近いかもしれない。)私はドキュメンタリーを映画館で観たとき泣いたが、それは佐藤伸治が死んで悲しいからでは全然なく、それでもフィッシュマンズという容れ物が続いていくということに対してだった。
●バイトの帰りに『未明の闘争 オーサーズ・カット』を買った。講談社文芸文庫のデザインは(有名なデザイナーが担当していると調べて知ったが)あまりピンとこないのだが、背表紙のデザインはいいかもしれない、と思い出すと、全体もいい感じに思えてきた。